詳細情報
ロース石関係資料
建造物 1棟
石切場跡 1ヶ所
種別 | 都指定 有形民俗文化財 |
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所在区市町村 | 小笠原村 |
指定年月日 | 昭和59年3月23日 |
員数 | 建造物1棟・石切場跡1か所 |
所有者 | 小笠原村(小笠原村教育委員会) |
解説文 | ロース石は、小笠原諸島の母島に産出する石材で、建築材の他、カマド、ヒケシツボ、ナガシ等の生活器具の材料として使われてきました。名前のいわれは、江戸時代末期のドイツ系住民フレデリッキ・ロルフスラルフ(後に帰化、良志羅留普と名乗る)が、母島の石材が加工しやすいことに目を付け、移住してきた日本人等にその利用方法を伝授したことに始まるといわれています。このため、この石材に彼の通称を付し、「ロース石」と呼んでいます。 この建造物は、大正2年(1913)、島民の手でロース石造りの桟橋前に砂糖収納庫として建てられ、返還後は農業協同組合母島支所売店と郵便局が間仕切りをして使用していました。昭和59年、これを石切場付近に移築し、現在はロース記念館として活用しています。 また採石場は、かつてはその跡が水溜りとなりプール代わりに子供たちが遊泳したといわれています。現在は、埋め立てられていますが、一部は露頭状のまま残っています。 |
所在地 | 小笠原村母島字元地 |